「誘って来るね~!」


『待て。』



梨沙の手首を掴んで、雫君の所に行かないように止めた。



『行きますよ…行けばいいんでしょ…!』


「やった♪」



クソヤロウ…。



バカヤロウ…。



「いつにする!?今日!?」


『ん~…今日は、ちょっと…。』


「そ?じゃあ明日でいい?」


『…いいよ。』



明日になったら忘れてるでしょ…。



今日は用事なんてないんだけどね?



「今日も雫と帰るんだっけ?」


『あ、うん…。』



雫と付き合ってから、一緒に帰るようになった。



家も意外に近くて、いつも家まで送ってってくれる。