「あ、これおいし~!」



食堂で集合し即選び、即席に着いた。



南以外はみんな学食。



「はぁ~…やっぱり。」


『どうした?』



南が弁当箱の蓋をパカッと開けたかと思うと、今度は蓋をパタンと閉めた。



「俺…外で1人で食ってくる…。」


「弁当がどうかしたのか?」


「あ…。」



タカが南の手から弁当を取り上げ開けようとした。



「おい……やめ…。」



南の止めに入る声を無視し、みんなの視線が南の弁当に集まった。