『あたし…やきもち妬いたかも…。』



あたしがこんなこと言ってるなんて、おかしい。



みんなびっくりするかも。



だって、言ってるあたしもびっくりしてるもん。



「え…。」


『雫君が好きだよ。』



初めて自分から告白した。



真剣に…相手の目を見て…。



「あの…本当ですか…?」



信じられない…。と言うように、雫君は不安げな顔で言ってきた。



『うん。本当だよ?』


「…じゃあ、付き合ってくれますか…?」


『雫君がいいならね。』



もちろん!と、嬉しそうな雫君を見て、あたしも笑顔になった。