そんなことを考えてたら、あっという間にお兄ちゃんの部屋に着いた。



…お兄ちゃんの部屋遠すぎ。



そう思いながらドアを開けると、ベッドで寝ているお兄ちゃんが見えた。



『お兄ちゃん仕事!』


「……。」



ふぅ~…。



どうやって起こそうかな…?



『仕事1時間もオーバーしてる!』



あたしがそう言うと、ガバッとお兄ちゃんが起きた。



「は…まじ!?最悪!」


『嘘。』


「………びびった。」



今まで真っ青だった顔がだんだんもとに戻っていく。