『なぁ…先輩ってどこいんだろ…。』


「ん~…。」



勢いよく教室から出たものの、先輩がどこにいるか分からない。



『あの!千夏先輩見なかった!?』



近くにいた女子達に聞くと、顔を赤くしながらも、さっき階段の方に歩いて行ってたよ?と答えてくれた。



『ありがと!』



うわ~、超ラッキー♪



てか、やっぱり有名なんだな…。



「雫!あの人じゃない?」



グイッと袖を引っ張られながら、南の指指した方向を見た…。



『あ!』


「シ~ッ!」



千夏先輩、告られてる…。