その“お兄ちゃんの友達として好き”は、前と同じくらい“好き”だったらどうしよう…。
……ありえるかも。
「ま、そんなに気になるんなら千夏に直接聞いてみたら?」
『ん…。』
聞いてみたいけど、なんて言われるか恐いかも…。
って、俺は女かよ…。
「ねぇねぇ、あたしみんなと夕食食べに行きたいな。」
愛美さんが言った。
「あ、いいかも!賛成~♪」
パッと藍さんが手を上げて言った。
「雫君は用事とかある?」
『あ、無いです。』
「良かった。じゃあ一緒に行こうね。」
愛美さんに笑顔で言われ、はい。と答えた。