「これ俺の彼女の愛美な。」


「よろしくね!雫君。」


『よろしくお願いします。』



ふわり。とした笑顔で言われて、俺も笑顔で返した。



この2人が付き合っているのは俺でも知ってる。



有名だからな。



「雫君~!あたしのことは藍ちゃんって呼んでね♪」


『はい…。』



絶対言えない。と思いながらも、返事をした。



てか、あれ…?



千夏先輩どこ行った…?



さっきから隣にいないと気が付いて、周りをキョロキョロと見渡す。