ぐいっ


腕を引っ張られ、私の唇と先輩の唇が重なった。

私はびっくりして、目をギュッと閉じた。

私の唇が開いた隙に、何かが口の中に入ってきた。


ほろ苦くて、甘い…

チョコ!?


私がチョコだと気づいた時、先輩の唇がはなれた。


「うまいだろ?」

そう耳元で囁かれた。

ずっきゅーん。

「顔赤いけど?」