「はあー楽しい!」

私は大きく伸びをする

静香も満足げだった


「鈴はさぁ、彼氏とかいないの?」


突然の質問

戸惑ったけど正直に言う

「今まで誰とも付き合ったこと無い…。」


静香は目を丸くした


「マジで!?」


「マジで。」
赤面してしまう…



「そっかぁ…
じゃあ、これからだよ!
きっと、好きで好きでどうしようもなくなるくらい、愛しい人に絶対出会うから。

そしたら、一番に教えてね!」


キレイに伸びた静香の人差し指が私を指した


「わかった。」



いつか


いつかは


身を焦がすような

好きで好きで
どうしようもなくなるくらい愛しい人が

現れるのかなぁ…