翌日は講義が終わると真っ直ぐカフェテリアにむかった



パラソルが咲くテーブルに彼を見つけて逸る気持ちが隠しきれずに早足になってしまう


「こんにちは。平瀬さん。待ってたよ。」


私を見つけて
席に座るようにエスコートする矢倉くん


私は黙ってそれに従った


「なんか飲む?
それともどこか別なところに行こうか?」


話すべき事に全く触れようとしない彼は

アイスティーを飲みながら上機嫌だった