「流ぅくんは何してんの?」

『何してんの?ってそれ俺のセリフ
だから・・・』

「俺は・・・」

(陽太の心の中:まさか流ぅくんって梨央の兄貴だったりする?
やべえ・・・それだと俺やべえよ・・・)

『おい、陽太、聞いてんのか?』

「聞いてる・・・
俺は・・・梨央と付き合ってて、今出かけたとこから帰ってきて、送ってきたとこだよ・・・流ぅくんは?」

『俺は梨央の兄貴だもん・・・
それにしてもお前よくこんな変態と付き合えるな・・・
まじかわいそうなんだけど・・・』

(やっぱり兄貴だったか・・・
ん?今流ぅくん・・・同情した?)

「流ぅくんは、俺が梨央と付き合ってても怒らないの?」