「何してんの?…ホントマジムカつくんだけど…」 「え……」 殴られた男たちは、走って逃げていった。 「大丈夫か?…変なヤツに引っ掛かって…気を付けろよ…」 「ごめん…ごめんね…お兄ちゃん…」 やっぱりお兄ちゃんだった。 「謝らなくていいよ。ミオが無事でマジ良かった。」 「お兄ちゃん……」 胸が大きく高鳴った。 この気持ち…… なんだろう……