「だよね……」




「でも……レオ君お兄さんのこと全部知ってるんだよね?」



「うん……」




「じゃあ…ミオが誘えばいいのに…」




「誘っ…!!…」




「うん。」




「がっ…頑張る…」





さつきがそんなこと言うから……


レオのことを考えて、授業に集中出来なかった。




放課後―






私は、約束した駅前のカラオケに向かっていた。




そしたら………



「ミオ…?」



お兄ちゃんの声がした。