祐輔side―


今日の朝、ミオが帰ってきた。






昨日のキスしてるミオが忘れられなくて……




口を滑らせて、ミオがキスしてるとこ見たって言っちまった。



そしたら、ミオが……




「お兄ちゃんだってキスしてた…」


だって……




見られてたのか……



見られたくなかったな……




ミオが口を開いた。



「悲しかった…お兄ちゃんが私と違う人とキスしてるの見て苦しくなった…」



えっ……って思った。