ミオside―




「どうぞ……」




「…………」



「嫌だったらいいよ……」




「ううん…」



私は、ゆっくりレオの家に入った。




「ミオは…俺が怖い?」




「違うの……レオに話さなきゃって思ってたことあって……」




「前…言ってたこと…?」




「うん…私…血の繋がってないお兄ちゃんがいるの…」




「兄さん?」




「その…お兄ちゃんのこと好きなの…」



「えっ……」



「でも……」