ミオ……お前の声が聞きたい……




「……ぇ…ぅ…」



「………?」



すぐそばにある公園からミオに似た泣き声が聞こえた。




そばまで行って見たら……



紛れもなくミオだった。




知らない男と…キスしてた。




舌を絡ませながらキスしてた。




「ん…ふっ…んん…ふっあ…レオ…」



見たくなかった。


ミオの感じてる顔。
俺以外の男に感じてる顔。




聞きたくなかった。


ミオの感じてる声。



俺だけのモノって、思ってたミオが遠くにいる感じがした。