レオや、お兄ちゃんのことを考えていたら朝になっていた。



眠ろうとしたけど眠れなかった。





「…………」






「おはよ…ミオ…大丈夫?」



「え…あ…さつき…うん…」




「………」



そのとき、私の携帯が鳴った。




この音は……レオ!




「レオから…メール…」





メールが来たこと。



嬉しいはずなのに。




泣き出したいほど嬉しいはずなのに。





素直に喜べない自分がいた。