サンダル。
出てきたときに、
たまたま履いてきた。
小さな痛み。
足から少し血が出ている。
楽しくなる。
うれしくなる。
この痛み。
わたしがこの足で、
進んでいる証拠。
わずかでも、
一歩でも、
先へ進んでいる証拠。
だから、もっと痛くなれ。
このくらいじゃ足りない、
もっと流れろ、わたしの血。
笑顔になってしまう。
こらえられない。
心の底から、
なにかがわきあがる。
なにかを叫びたい。
意味のない言葉。
不思議な言葉。
知らない国の
知らない曲を、
大声で歌える。
でも歌は、我慢する。
わたしのエネルギー、
限りのある力、
すこしでも早く、
海にたどりつくために、
むだづかいできない。
出てきたときに、
たまたま履いてきた。
小さな痛み。
足から少し血が出ている。
楽しくなる。
うれしくなる。
この痛み。
わたしがこの足で、
進んでいる証拠。
わずかでも、
一歩でも、
先へ進んでいる証拠。
だから、もっと痛くなれ。
このくらいじゃ足りない、
もっと流れろ、わたしの血。
笑顔になってしまう。
こらえられない。
心の底から、
なにかがわきあがる。
なにかを叫びたい。
意味のない言葉。
不思議な言葉。
知らない国の
知らない曲を、
大声で歌える。
でも歌は、我慢する。
わたしのエネルギー、
限りのある力、
すこしでも早く、
海にたどりつくために、
むだづかいできない。