『カレーの神様』


カレーの神様と

しばらく言い争いしてたら

牛丼屋放り出されて

仕方なし 街ん中

うろうろしていた

カレーの神様

ターバンが揺れて

そこから、カレーの匂いが

街ん中 広まって

中央線が

精神的に肉体的に

飢えた人らの群れ

集まって

中央線が暴動状態

俺たちの周り

「カレーカレーカレー」と喧しい

いつしか、その人らの声が

世界を動かして

世界中がカレー

降り注ぐほどの愛が