中野と付き合ったのは…
おそらく最後となるであろうタバコの煙が空でダンスを踊りながら消えた。
仕方ないじゃないか……
顔を右に向けた。
さっき京平が居た場所にはだれもいない。
京平と似た格好だった俺は
そのままうつむき、
目を閉じた。
瞼の裏の
僕の隣には
誰も
居なかった。
「っ」
「…………似てたんだから
仕方ないじゃないか……」
仕方ないじゃないか。
あの時の君の顔が
彼女の顔と重なったんだ…
オレンジ色の教室で
告白した君の顔が
彼女に見えたんだ
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