「だって・・・だって誠・・・生徒は恋愛対象外って・・・」

「それはあいつらがしつこかったから。
俺は生徒としてじゃなくて人として美愛が好きなんだ!」

「それに・・・荒川先生と・・・」

「確かに。美愛から見たらそう見えるよな・・・ごめん・・・俺がはっきりした態度しないから・・・」

誠が抱き締める力が強くなった。

「実は荒川先生に告られた。だけど俺には彼女がいるからって断った。

なかなか信じてくれないから携帯のキ-ホルダ-見せたんだ。これで信じてもらえますかって。

そしたら信じてはくれたけどじゃ別れてあたしと付き合いましょうって。

無理ですって言ったのに絶対振り向かせますからって言い寄って来たんだ。

美愛・・・信じて?俺が本当に大すきで愛してるのは美愛だけだから。」