「美愛・・・いきなり電話切るなよ・・・」

そこにいたのは誠だった。

校長先生が席を立つといきなり誠の頬を叩いた。


「お前は何回、美愛ちゃんを泣かせればいいんだ!」

校長先生・・・

「ごめん美愛・・・親父2人で話させて?」

誠・・・怒らないの?叩かれたこと怒らないの?

「分った。そこのデッキにいるから次美愛ちゃんを泣かせたらタダじゃおかないからな。」

「ああ。」


そう言うと校長先生は車両から出てデッキのところで止まった。