あたしは誠に電話をした｡
「もしもし？」
「もしもし？ちょっと待ってな｡」
「え～飯田先生誰からの電話ですか～？」
荒川先生の声がした｡荒川先生と一緒にいるの？誠はあたしより荒川先生の方がいいの？
「もしもし､美愛ごめんな｡」
「もぅ誠なんて知らない！荒川先生と仲良くしてればいいじゃん！馬鹿！」
あたしは勢いよく電話を切った｡
「どうした美愛ちゃん？また誠が何かした？」
「誠の馬鹿･･･誠の浮気もの･･･」
泣き出してしまったあたしを優しく慰めてくれた｡まるでパパのように大きくて優しい温かい手だった｡
「誠に･･･電話･･･荒川先生の･･･もう嫌･･･」
「美愛ちゃん｡大丈夫｡大丈夫だから｡」
あたしを慰めて続けてくれた｡
すると･･･！
