話を続けた。

「今、誠は先生用の車両にいる。私と席を無理矢理交換させたんだ。もし美愛ちゃんが誠といて辛かったらいつ別れてもいいからな。」

「ち・違う」

違う・・・誠とは絶対に別れたくない。分ってる。

あたしが無駄にやきもちをやくからこうなったんだ。

「あたし誠と話したい!」

ちゃんと誠に伝えなきゃ。

「そうか。じゃ誠をここに呼ぶか?」

「電話にします。」

今きっと誠の顔見たらあたし泣いちゃうもん。

「そうか。分った。じゃ最後に私に代わって。誠にかつ入れてやるから!」

「はい!よろしくお願いします!」