「美愛、何があったのか言ってくれなきゃ分んないよ。抱え込まないでいいな。」

少し泣きやみ話し始めた。

「あのね・・・あのね・・・誠がね・・・生徒は恋愛対象外だって・・・」

また涙を流した。

「飯田がそれ美愛に言ったの?」

「ううん・・・クラスの・・・女子たちに囲まれてたとき・・・」

鼻水を啜りながら言った。

「美愛、もしかして囲んでたのって早川さんたちじゃない?」

「うん・・・」

いきなり瑠海が笑い始めた。