「明日の自由行動のとき絶対に携帯分かるようにしとけよ!」

「うん。」


あたしはまた体調悪いふりをして部屋に帰った。


ねぇ誠。

あたし本当はまだ一緒にいたかったんだよ。
だけど、だけど誠のこと困らせたくないから言うこと聞いたんだよ。


しばらくして携帯をポケットにいれたまま、あたしも寝た。



―次の日―


梓は聖剛と周り、あたしと麻美、瑠海で周った。


あたしたちは最初に金閣寺に行った。


「やば~ちょ-綺麗!」

「やばいね!」

「うん♪」

瑠海と麻美、あたしが金閣寺を見て感動しているとポケットの中の携帯が鳴った。