「はいはい。美愛ちゃんのことだけは守ってあげなさい。それじゃあ」


校長は部屋を出て行った。


「美愛~!」

いきなり誠が抱き付いて来た。

「いきなりどうしたの?」

「ずっとこうしたかった。」

「あたしも・・・」

あたしね本当はすごく不安だったんだよ。
他の女の子に囲まれてたり、荒川先生と一緒にいるところ見たくなかったもん。

「ごめんな・・・不安にさせて・・・ずっと泣くの我慢してたんだろ?」

「どうして分かったの?」