気付くとあたしは誠の中にいた。 「別に大丈夫だよ。料理できなくたって俺がやればいいんだから。」 そう誠が言ってくれた。 あたしは泣き付かれてそのまま寝てしまった。 「馬鹿だな・・・こいつは・・・ 料理なんて出来なくったって俺の側にいてくれるだけど充分なんだよ。」