「いつか迎えに行くから今はちょっと待っててって。
聖剛らしいよ。自分の幸せより瑠海の幸せを大切にしてんだから。
瑠海?もし瑠海が聖剛のこと好きなら今は聖剛を信じて待っててあげて。
修学旅行で梓と一緒にいるところ見ても嫌いにならないであげて。聖剛が本当に好きなのは瑠海だけだから。」

「嫌いになんか・・・なれないよ・・・」

泣きながら言った。

「そっか。よかった!」

「美愛、あたしまで聖剛の詳しいこと知らない方がいいの?」