近くのベンチに座った。


「次は何にする?」


美愛が地図を広げて見ているのを横から覗いてみた。


「美愛っ!今度は静かめな乗りに行かない?」

「いいよ!」


俺が勝手に選んだのはお化け屋敷。これなら平気。


「ねぇ誠何にするの?」

「秘密!行くぞ!」



誠に連れてこられたのはお化け屋敷。


「誠・・・やめよ?」

「なんで?いいじゃん!」

「お化け屋敷嫌だ・・・」


だってお化け怖いもん・・・


「大丈夫だよ。ほら行くよ。」


「大丈夫じゃないよ・・・本当に夜お化けがでたらどうするの?」


泣きそうになりながら
俺に訴えて来た。