「美愛、あんた急いで電話しなさいよ!」

「うっうん!」


携帯を開くと15件も着信が入っていた。もちろん全部誠から・・・


「やばい怒られる・・・」


急いで電話をかけた。


ワンコ-ル目で出た。


「もしもし誠?」

「もしもし美愛?」

機嫌悪そうな声だよ・・・

「連絡するの忘れちゃって・・・ごめんなさい・・・」

「俺がどんだけ心配したか分かってんの?」

「・・・」

「はぁ・・・どうせカラオケでも行ってんだろ?」

「・・・うん・・・3人で・・・」

「今まで勉強漬けだったもんな。楽しんで来い!」


いきなり優しい口調になった。