「あー・・。ごめんな??」



俺は差し伸べていた手を、とっさにひっこめる。



彼氏いるんじゃ・・・嫌だよな。




「え?・・・あ。違うの!嫌とかじゃなくて・・・。びっくりしたの。その・・昨日とぜんぜん違うから。」



優梨は顔を少し赤らめながら言った。



昨日と違う?


そりゃそうだろ。



誰だって、ふざけてるときと真剣なとき違うだろ?



つーか。



「お前もだろ。」