綾里 陽太 高校一年生


なかなか、好きな人ができなかった俺に気になる奴ができた。



そいつは俺のすぐ、隣で怪我した足を一生懸命洗っている。



そう、綾里優梨。



俺の新しい兄弟だ。




でも、血なんて繋がってないんだから恋愛してもいいだろ?




「優梨・・・砂、とれたか??」



いつになく優しく問う俺。



「・・・・うん。ありがとう。」



・・・かわいい。



昨日とのギャップがまた、俺をはまらせるんだ。