「姫乃、いってくる!」


「いってらっしゃい、疾風」


「疾風、姫乃のことは『お母さん』だろ!」


「オレの姫乃なんだから、姫乃でいいんだよ!」


「バーカ!姫乃は俺のだ」


「勝手に言ってれば~?」


「生意気になりやがって…」




毎朝こんな話をしながら、オレは保育園に行く。



奏斗の相手は疲れるんだ。