「でも、杏里と琉也君が撮ってくれてなかったら、あたしたちの写真なんてなかったよね」


「そうだなぁ~…」




姫の言う通りだ。


2人がいなかったら、自分たちで写真撮ることもなかっただろうし。

だから、そーゆー意味ではありがたいなって思う(隠し撮りだけど)。


それから思い出話をした。




「あたしが目を覚ました時奏斗がいて…本当にビックリしたの、今でも覚えてるよ」


「でも、あの時会わなかったら、今一緒にいないだろうし…そう考えるとすごいと思う」




偶然に偶然が重なって、俺たちはここにいるんだな…