「姫、」




ソファの上であたしを抱き締めながら、奏斗が言った。




「バイトするの…いいよ」


「えっ…」


「でも!俺が家にいない時限定だから!」


「…うん、ありがとう」




これから何年、何十年ずっと一緒にいても嫉妬してくれる?



言いたいことはお互い言いあって、時にはケンカもして


…その後は、2人で笑えたらいいね。







END