さっきよりも強く手を繋いで、ゆっくり歩いて行った。 部屋に着いたのは、日付が変わる少し前。 「明日も早いのに…遅くなっちゃってごめんね」 「いや、明日は休み取った」 「何で…」 と聞こうとしたら、 「姫、来て!」 奏斗に引っ張られてリビングに来た。 「5・4・3・2・1…0!姫、誕生日おめでとう!」