「…俺さ、姫がバイトするのに反対したのは、嫉妬しそうだったからなんだ」




奏斗が言った。




「バイト先にもし男がいたら…とか考えるとすっげぇ嫌。格好悪いから言わなかったんだけどさ…」




奏斗の顔はほんのり赤かった。



本当の気持ちを言うと、こんなにも幸せになれるんだね。


どれだけ想われてるのかを知って…もっとキミが愛しくなる。