本当は、我慢してた。



仕事ばかりで全然構ってくれない。

…寂しいんだよ。




「っ…」




一瞬、目の前が揺れた。



…それは気のせいじゃなくて

次の瞬間




「姫乃!」




奏斗の声が遠くに聞こえたんだー…