「あ、もうそろそろ李斗が帰って来る時間ね。執事の制服に着替えて、またリビングに来てちょうだい」


そう言うと、李子様は部屋を出て行った。


私は急いで着替えて、鏡で全身を見た。


「よし。念のために、眼鏡かけておくか」


私は、一応女とバレないように眼鏡を持って来ていたのをかける。


「行こう」


私は、雅斗様と李子様が待つリビングに向かう。