「足りないものがあったら、言ってね」


「はい。ありがとうございます」


「あ、穂波ちゃん、髪は短くても大丈夫?」


「あ、はい。どうして・・・・」


「髪が長いと、女の子だから、短く切っちゃいましょう」


「はぁ・・・・」


どこから取り出したのか、ハサミで私の髪を短く切っていく。


「これくらいで大丈夫ね。似合うわ!」


私は微笑むことしか出来ない。


素直に喜んでいいものか・・・・・。