なんかムカついたから、ホースをハルキに向けて、水をかける。 「いいから、答えてくんない?」 「ごめん。えっと、確か李斗様が産まれてから」 「は!?そんな前から!?」 「あぁ。だから、主人と執事っていうより、兄弟に近いかな?」 「ふぅん」 ハルキは頭のてっぺんからつま先までびしょ濡れだった。 「俺みたいなのを“水もしたたるいい男”っていうのか?」 またホースをハルキに向けて、水をかけた。