「襲われたら、父さんのせいだから」


「誰も、穂波を襲うような人はいないよ」


笑いながら、父さんは言う。


「襲われない保証は?」


「ほら、穂波って、空手の段持ってんだし」


「そうだけど・・・・」


「心配しないで。穂波」


「母さん!」


私の部屋に母さんも入って来る。


「もし、女だってバレて襲われたら、母さんが責任とらせるからね!」


笑顔で、母さんも言う。