「バレたらどうすんだ!!」


「まぁ、その時はその時で」


せっかくの誕生日が台無しだ!


一応、こんな父さんでも執事をやっていた。


8歳から執事の教育を受け、16歳になると正式な執事となる。


そして、今まで執事をしていた父は引退する。


「やるよ。執事」


「本当か!?やっぱり穂波は優しいな!」


「はいはい。それで?私の主人になるひとは?」


「楠木李斗様。18歳。楠木家の跡取り息子」


父さんはニッコリ笑いながら言う。