廊下を歩いていると、ハルキさんが私に話しかけて来た。


「名前、なんていうの?」


「あ、時任穂波です」


「時任?時任ちゃん?時任くん?穂波君?穂波?穂波ちゃん?」


「え・・・・?」


「君の呼び方」


「あ、えとなんでも・・・・」


「じゃ、穂波な」


「はい・・・」


「俺はハルキ。ハルキって呼べよ?敬語も無し!」