「穂波」


「父さん!!どういうこと!?これは!!」


「執事服。父さんから、穂波に誕生日プレゼントだ」


そう、私、時任穂波は今日で16歳になったのだ。


「いるかぁ!!だいたい、“長男”が執事になるんでしょ!?私は“長女”だ!!」


「しょうがないじゃん。男の子が生まれなかったんだし。まぁ、これが穂波の運命だと思ってさ♪」


本当に父さんは呑気なんだから!!