「たぶんだけど・・・
 
 その子が自分の事
 気づく前に
 なんとかした方がいいぞ!」

「???」

「まだむこうも子供なんだよ。
 自分のかわいさとかに
 気が付いてないんだよ!
 
 気が付いたら終わりだぞ?!
 女なんて自分がかわいいって
 分かったら、それこそ
 化けるぞ!」

「そうなの?」

「そうなの!
 一夜にして変わるぞ?!

 だから、彼女が気づく前に
 なんとかしろよ!」

「・・・うん。
 出来るかな・・・?」

「はぁ~~~・・・。

 おまえ・・・。
 バイク買ったんだっけ?」

「うん。???」

「バイク乗ってるとか
 彼女には?」

「言ってない。」

「どうなるか分からんけど、
 言ってみな!
 んで、どっか行かない?って!

 あ、でも。

 バイクの話して
 興味薄そうだったら
 誘わずにすぐに違う話題に
 しろよ!

 興味ありそうだったら
 都合のいい日聞いて
 約束するんだぞ!

 分かった?!」

「・・・うん。
 出来るかな?・・・」

ポカッ!!!

頭叩かれた・・・

「はじめなければあ???」

「・・・はじまらない・・・。」

「そう!
 
 じゃあな!
 ちゃんと報告しろよ!」

なんだろ?
今日はいつになく
真剣にアドバイスしてくれた

ありがとうな!
伝教師!