元気のない俺を見て
伝教師が気にしてくれた

「どうした?
 昨日ダメだったのか?」

「ん? 
 いいや。
 うまく・・・
 いったと思う・・・。」

昨日の一部始終を話し
今の気持ちを伝えた・・・

「ん~。
 こりゃ重症だな!

 なぁおまえ!
 どんどんどんどん
 好きになってるだろ?」

「・・・うん!」

「だろうな!
 自分の思い描いてた
 通りの子なら
 そうなるわな!」

ニヤニヤしながら
それでいて急に
真顔になったりしながら
俺の話を聞いてくれる

「なぁ・・・
 どうすればいい?」

「ん~???

 俺ならすぐ告るけどな!」

「・・・無理だよ・・・。

 断られたら生きていけないよ。」

「ば~か!
 女なんてまだまだ
 いっぱいいるんだぜ?」

「・・・いらない。
 ほかの女なんていらない。
 彼女がいい!
 彼女じゃなきゃいやなんだ!」

「だったら告れよ!」

「だから無理だって!
 そんな事できたら
 とっくにやってるよ!
 でなきゃ4年も片想いで
 いるかよ!」

「ん~・・・。

 じゃあさ。
 このまま何もしないで
 もしその彼女に好きな人やら
 彼氏が出来たらどうすんだよ!?

 それでもず~~っと
 好きのままでいられるのかよ!」

「・・・・・。」

「何もしなければ
 ほんとに何も
 起こらないだぞ!」