授業中もず~と
考えてた

彼女の事

そして今日の帰りの事

んで

ハッと気づく!

待てよ?
待てよ待てよ待てよ??!!

帰り!
一緒に
帰れるじゃん?!!

やり~~!!!

とニヤニヤしてたら

隣の席の女が

「キモッ!」

と小声で言いやがった・・・

うるせえブス!

おれの妄想劇場が
現実になりつつ
あるんだよ!

黙って見てろって~の!

そんなこんなで
近づく放課後

一時間近く
駅で電車を
やり過ごす俺

雨・・・

手には二本の傘

彼女の言っていた時間の
電車がホームに入って来る

『いた! 彼女だ!』

あまりの嬉しさに
思わず手を振る俺

ペコッと頭を下げながら
手を振り返してくれる
彼女

俺の妄想劇場が今まさに
公開初日を迎えようと
している!!

もう
たまらないくらい
かわいい!!!!!

電車に乗り込み
彼女の隣に立つ俺

どう見ても
傘をもっている
気配はない!

やった!やったよ!!

神様~~~~~!!!!
(吉本芸人か!)