公園に着き
バイクを止める

胸の奥が
モヤモヤとしだし

言葉もなく
見つめ合う二人

帰りたくない!
離れたくない!

もっと一緒にいたい!
もっともっと
彼女を感じていたい!

「今日さ・・・。」

「ん?」

「またお店閉めてから
 あそこ行くんだって。」

「おかあさんたち?」

「そう。

 もう少し待ってれば
 行っちゃうよ?」

「・・・そうなんだ。」

「・・・うん。」

「え?寂しい?
 行ってあげようか?」

悪戯っぽく言う俺

「もう!
 じゃあ、別にいい!」

プイッと横向く彼女

「うそうそ!
 冗談だよ!

 俺も
 もっと一緒にいたい・・・」

「うん! いたい?」

「うん! だって全然足りないもん!」

「ん! よし!
 じゃあ来る?」

「うん!」

彼女の家の
車が出て行くのを
確認し

彼女の家に向かう二人


「どうぞ!」

「はい! おじゃまします!」

リビングではなく
彼女の部屋に向かう二人





今日は洗濯物はなかった